SIMATIC WinCC V7.x

生産現場の見える化を実現

SIMATIC WinCC V7.x
シーメンスのSCADAソフトウェアは、高機能を提供すると共に、ユーザーフレンドリーなインターフェースが特長です。
拡張性の高いシステムにより、オフィスと製造現場の間の可視性が向上します。また二重化サーバーや高い診断機能により、
製造現場の可用性も高まります。さらにさまざまなオプションやアドオンで機能を拡張することができます。

医薬品業界のデータの完全性に対する担保と、安全性保証のためにデジタル化によるデータの信頼性を確保する必要性は高まってきており、
SCADAシステムを導入される会社様が増えております。

SACADAとは

SCADA = Supervisory Control And Data Acquisition Systemの略

直訳しますと、「監視制御およびデータ収集システム」となり、通常はIPC(産業用パソコン)上で動作するアプリケーションです。

国内工場ではSCADAを必ず使用している訳ではないため、馴染みのない言葉に見えますが、上位システム⇔生産現場を繋ぐ装置としてデータベースを持ち、
生産装置やデータの管理・解析、診断情報、電力データ、稼働状況の把握など多くのメリットがあります。
SCADAに求められる4つの特徴

    Efficient: 効率的な開発ツール、多彩なグラフィック、高度な診断/分析機能
  • 開発工数の削減と安定生産を実現

  • Scalable : 容易なシステム拡張
  • 要件に見合ったシステム変更が容易

  • Innovative: 最新技術や社会環境に対応
  • マルチタッチやセキュリティ機能に対応

  • Openness : 様々なカスタマイズが可能
  • 他システムとのデータ交換が容易

  • WinCC V7.xには、上記特徴を網羅した数々の機能が備わっています。

SIMATIC WinCC V7.x ~Standard SCADA system~

SIMATIC WinCCは拡張性が高く、モジュール型であるため、あらゆる産業のアプリケーションに使用されています。
例えばマシンビルダ向けのシングルユーザーアプリケーションから、複雑なマルチユーザーソリューションまでサポートします。
さらに複数の冗長システムを使用した分散システムや、システムエンジニアリングに対するインターネットを介したリモートメンテナンスも可能です。
  • 効率的なエンジニアリング ・再利用可能なフェースプレート、バルクエンジニアリング、
    クロスリファレンス、オンライン変更、およびランタイム
    シュミレーションにより、エンジニアリング時間を大幅に短縮
  • パワフルなプラント全体にわたる長期アーカイブ ・WinCCデータの統合化されたパワフルなアーカイブ。
    サーバー1台あたり最大120,000アーカイブまで拡張可能
    ・オプションのSIMATIC Process Histrianにより、
    パワフルなプラント全体に長期アーカイブを実現
  • 優れたデータ解析 ・柔軟性の高いオンライン解析と、統合された統計機能
    ・Webからも解析可能なプラントインテリジェンス
  • 柔軟なアラームシステム ・プラントの状態やアラーム情報を多言語で表示可能
    ・優れたアラーム表示オブジェクトにより必要に応じた情報だけを表示
  • 統合ユーザー管理 ・権限や登録ユーザーを自由に定義可能なユーザーグループ
    ・SIMATICログオン:Windowsベースで、プラント全体を集中管理し、
    最大のセキュリティを実現


ライセンス パッケージとライセンスに関する情報 WinCCシステムソフトウェアには、さまざまなバリエーションがあります。

・WinCC Complete Package(RC)-ランタイムと構成用のソフトウェアとライセンス
・WinCC Runtime Package(RT)-ランタイムソフトウェアとライセンス

完全なランタイムパッケージは、定義された最大のパワータグで利用できます。※1
パワーパックを使用すると、使用可能なパワータグの数を増やす事ができます。※1
したがって、アプリケーションが大きくなると、WinCCも大きくなります。 クライアントライセンスは、完全なパッケージとランタイムソフトウェアで利用できます。
WinCCにはMicrosoft SQL Serverライセンスが含まれているため、WinCC基本システムではすでに最大512個のアーカイブタグを構成できます。 最終容量段階では、アーカイブパワーパックにより、各サーバーで最大80,000タグまで拡張できます。 アーカイブライセンスはカウント可能なライセンスです。つまりタグの数が追加されます。 SIMATIC WinCCの標準バージョンは、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、およびイタリア語の設定ユーザーインターフェースを提供します。

※1WinCC通信チャンネルを介してコントローラーまたは他のデータソースに接続されているプロセスタグのみが、パワータグとして指定されます。

生産性を向上

  • 効率性 エンジニアリングとランタイムの効率
    効率的なエンジニアリングのためのインテリジェントツール
    SIMATIC WinCCは、効率的なエンジニアリングツールにより、新しいプラントを構築するときに市場投入までの時間を短縮し、プラントの変更を行うときに最小限のダウンタイムを実現します。

    効率的な運用管理-WinCC Runtime機能
    SIMATIC WinCCはプロセス最適化のための高い透明性と基盤を確立します。情報をインテリジェントに利用することで、社内のプロセスを改善し、短期間での高い投資対効果をもたらします。 その結果、コストを削減し、無駄を省き、製造設備の使用率を改善し、最終的には企業の効率性と費用対効果を確実に工場させます。
  • 拡張容易性 シングルユーザーシステムからWebベースソリューションまで、あらゆるテクノロジ、あらゆる産業に対応
    SIMATIC WinCCは、小規模なシングルユーザーソリューションからクライアント/サーバーソリューション、Web上でのオペレーターステーションまでにわたり、必要な統合型の拡張容易性を提供します。最高の可用性とセキュリティを確保するための冗長化ソリューションも構築できます。
    拡張容易な構成に加え、WinCCのオプションとアドオンによって顧客の状況にあった拡張機能を提供し、各テクノロジや産業に固有のソリューションを実現します。
  • イノベーション 革新的なソリューションによる将来の保証
    革新的なテクノロジにより、すべての重要な情報を一貫して利用できます。-迅速、柔軟、そして安全に。 SIMATIC WinCCV7は、リモートでも生産の直感的な操作と監視を容易にします。 モバイルSCADAソリューションを使用して、いつでもどこでも情報を提供できます。 タブレットやスマートフォンのハードウェアも利用できます。
  • オープン性 規格の利用により統合が容易に
    SIMATIC WinCCは、標準規格のテクノロジとソフトウェアツールを基盤としているため、常に高度なオープン性と高い統合能力を有しています。 最初のバージョンからオペレーティングシステム分野のトップ製品を採用しております。 Microsoft Windows 2012/2016 ServerとWindows 10のどちらを使用しても問題ありません。オペレーティングシステムの更新を追跡でき、さらに投資の安全性を提供します。 強力なMS SQL Serverは、WinCCベースシステムに統合されています。オープンインターフェースを使用すると、エンジニアリング、ランタイム、アーカイブデータへのアクセスを自動化できます。

SIMATIC WinCCオプションおよびアドオン

WinCCオプション

  • 拡張性 ・WinCC/Server - 分散クライアント/サーバーシステム向け
    複数のオペレーターステーションで同じプロセスを監視する場合は、マルチユーザーシステムが使用されます。
    このオプションを使用すると、複数のオペレーター制御ステーションと監視ステーションが調整され、ネットワークオートメーションシステムと連携して動作します。
    サーバーは、接続されたクライアントに、プロセスデータとアーカイブデータ、メッセージ、画像、ログを提供します。
    あるオペレーター・ステーションでのオペレーター・アクションの結果 (例えば、値またはメッセージ受信確認の変更など)は、他のすべてのオペレーター・ステーションですぐに使用可能になります。
  • ・SIMATIC Process Histrian - パワフルなプラント全体にわたる長期データ保存
    SIMATICプロセス履歴は、企業経営レベルへの中央データインターフェースとして機能するさまざまな製品やバージョンのリアルタイムデータベースです。
    これは、さまざまなデータ ソースからの任意の量のプロセス データとメッセージの中央長期的なアーカイブとして機能します。
    WinCC V7 構成の場合、SIMATIC プロセス履歴は、以前の WinCC/セントラルアーカイブ サーバー (CAS) オプションを置き換えます。
  • ・WinCC/WebNavigator - インターネット/イントラネット経由のプラント操作およびモニタリング
    WinCC/Web Navigatorを使用すると、WinCCプロジェクトを変更することなく、インターネットまたは社内イントラネットを介して、プラントのオペレーター制御と監視を実行できます。 WAN(ワイド エリア ネットワーク)での一般的な使用に加えて、低コストのアプリケーションも実装できます。 これらの例は、高度に分散構造を持つ水/廃水業界のソリューションや、プロセス情報への散発的なアクセス(建物管理)を備えたアプリケーションです。 このほかに、Web クライアントは LAN 上の通常のオペレーターステーションとしても使用できます。
プラントインテリジェンス
  • ・SIMATIC Information Server - Webベースでも利用可能なMS Reporting ServerまたはMS Word/Excelを使用し、過去のWinCCデータに基づくレポートや解析
    SIMATICインフォメーション・サーバーは、プラント情報にいつでも透過的にアクセスできます。履歴プラントデータは、プログラミングの知識なしに Web ベースのダッシュボードまたはレポートで単純にコンパイルできます。 これにより、常に、会社の各対象グループ(マネージャー、品質保証、メンテナンス)のプラント情報に包括的にアクセスできます。
  • ・WinCC/PerformanceMonitor - 生産分析と最適化
    WinCC パフォーマンスモニターを使用すると、個々のデバイス、機械、または生産ライン全体のプラント固有のキー数値を計算し、機械またはライン指向の生産プラントで分析できます。 WinCC パフォーマンスモニターは、次の情報に関する信頼性の高い分析を提供します。
    OEE - 機器の全体的な効率
    MTBF - 平均故障間隔
    MRT - 平均修復時間
    さらに主要業績評価指標 (KPI) を追加します。
    生産設備は、特定のプラントに応じて個別に定義することができます。
  • ・WinCC/IndustrialDataBridge - プログラミングを必要としない、異なるデータベースシステム間の双方向データ交換、標準インターフェースを使用して、自動化レベル(コントロール)をITの世界と接続し、双方向の情報フローを確保します。

    さまざまなメーカーのシステムは、さまざまな標準インターフェース(OPC、OLE-DB、SQLなど)を使用して統合することができます。簡単な構成(プログラミングなし)は、時間を節約し、エラーを防ぎます。WinCC システムとそのユーザー管理への統合、およびシステム サービスとしての代替使用により、伝送のセキュリティが保証されます。
SCADA拡張
  • ・WinCC/UserArchive - ユーザー固有のレシピ管理に使用
    WinCC/ユーザアーカイブオプションを使用すると、関連データがデータレコードに保存されるユーザーアーカイブのアプリケーションが可能になります。 WinCCとそのオートメーションパートナー(SIMATIC S7 PLCなど)は、これらのデータレコードに書き込み、必要に応じて相互に交換することができます。
可用性の向上
  • ・WinCC/Redundancy - WinCCステーションの冗長化
    以下のWinCC を使用するアプリケーションの冗長性を利用して、システムの可用性を向上させることが可能

    ・冗長サーバー
    ・冗長通信バス
    ・高可用性のコントローラー

    WinCC/冗長性により、相互接続された 2 つの WinCC シングルユーザー システムまたはサーバーを並行して操作して、互いに監視するオプションが提供されます。
    各冗長パートナー サーバーのオプション パッケージの配布キットから 2 つの冗長ライセンスのいずれかが必要になります。
    2 台のサーバー コンピューターのいずれかで障害が発生した場合、2 台目のサーバーはシステム全体の制御を前提とします。
    障害が発生したサーバーが再び動作すると、すべてのメッセージ、プロセス値、およびユーザー・アーカイブの内容と、内部タグがオンラインで同期されます。
    全体として、システムの可用性が大幅に向上します。サーバーに障害が発生しても、本番環境はオンラインのままです。
システム拡張
  • ・WinCC/ODK、WinCC/ConnectivityPack、WinCC/ConnectivityStation - 拡張用のオープンなインターフェース
    オープン標準プログラミング言語を介した個別のシステム拡張(C++、C#、VB.NET)
    WinCC構成およびランタイムシステムのデータと機能へのアクセス
    WinCC基本システム用の独自のアプリケーションとアドオンの開発
    構成ウィザードを使用した簡単な作成
    標準の使用によるファーストトラックの開始: ActiveX テクノロジ、Visual Basic を使用した作成
    同じタイプのオブジェクト表現を一元的に作成および変更(タイプコーディング)すると、時間とコストを節約できます。
    専門知識保護を備えたインテリジェントな垂直市場およびテクノロジ固有のオブジェクト(グラフィック表現と論理処理)の構成
    WinCCの写真やその他のWindowsアプリケーション(例えば、Internet Explore、Excel)で、多様な方法で使用することができます。

システム要件

サポート対象のOS シーメンスは64ビット版オペレーティングシステムを推奨:
・Windows10(64ビット版)
 -Windows 10 Professional
 -Windows 10 Enterprise
 -Windows 10 Enterprise 2016 LTSB

・Windows Server(64ビット版)
 -Windows Server 2012 R2 ×64 StdE,Datacenter
 -Windows Server 2016 Standard,Datacenter

WinCCクライアントには、Windows7 Professional/Enterprise/Ultimate SP1(32ビット版)を使用できます。

ハードウェア要件 ・シングルユーザーシステム/クライアントの推奨ハードウェア
 プロセッサー: Intel® Core™ i3 3.5 GHz*
 RAM:8GB

・マルチユーザーシステムサーバー/Webサーバーの巣使用ハードウェア**
 プロセッサー: Intel® Core™ i5 2.4 GHz*
 RAM:8GB

・シングルユーザーシステム/クライアントの推奨ハードウェア
 プロセッサー: Intel® DualCore™
 RAM:4GB

*オプションと併用の場合はより高性能のシステムが必要になる可能性があります。
**ワークステーション型のオペレーティングシステムを使用する場合、サーバーに接続できるクライアントは3台までです。

SIMATIC Process Histrian上に構築するCentral Archive Server OS:
・Windows Server 2012 R2(64ビット版)
・Windows Server 2016(64ビット版)

仮想化 以下の仮想化システムについてはテスト実施済みです
・VMware vSphere Hypervisor (ESXi) 6.5
・Microsoft HyperV Server2016

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